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メッセージ

Message

子どもを育てるパパ・ママのみなさんへ

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多様性がうたわれるこれからの時代、子どもたちには、伸び伸びと個性を発揮し、力強く未来を生き抜いて欲しいものです。子どもたちにとって、あそびの機会や環境が限られていると言うのは今の社会全体の課題と言えるでしょう。

既に、ほんの数十年のうちに私たちの生活空間は様変わりし、身の回りの自然も少なく、子どもたちが自由に外で駆けまわる風景も、気がつけば見えづらくなりました。
自宅と保育園、幼稚園を往復する子どもたち。日常的に接する大人もごく限られた人たち。
あそびに関しては、受動的なあそび、一方通行のあそびが増えたのではないでしょうか?
好きなTVや映像を一生懸命に見つめる赤ちゃん。携帯のゲームに熱中する子どもたち。
そこには集中力があり、そのこと自体が悪いわけではありませんが、その刺激は一方的に受け取るものに偏っています。

あそびは、本来とても能動的なものです。
「笑いなさい!」と言われても急に笑えないように、「あそびなさい!」と言われても、あそびたくなければ楽しくないでしょう。
あそぶという行動につながるきっかけは好奇心。
赤ちゃんや子どもは、好奇心を持つことに関して、どの子も天才的です。
目の前に海がなくても、小さなガラスの玉を覗き込んで、そこに海を見つけることが出来ます。
「わー、海が見えるよ!」と子どもが気づき、「どれどれ、見せて?わぁ、本当だ」と答える人がいるとき。
そこから新しいあそびが始まり、双方向のあそびの空間が生まれます。

双方向のあそびには創造的な可能性があります。それぞれの子どもの個性によって、大人では思いもよらない視点を入り口に、好奇心からあそびが膨らんでいきます。一瞬で飽きたり辞めてしまうのではなく、夢中になってあそびが広がっていくとき、赤ちゃんや子どもは様々な経験・体験をしています。
大人の目では、ごく当たり前の風景の中で、子どもたちの脳や体はすごいスピードで変化していきます。
そこには、改めて気付くことで感じることが出来る喜びが散りばめられています。
あっという間に成長していく子どもたちの限られた瞬間を、一緒に見守っていきましょう。

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