Episode 06
「感じることから広がる豊かな世界」
– 指先を使うあそびのバリエーションを増やしたい!? –
小さい人たちは生活、あそびの経験を積むことで感覚を統合をしていきます。
アトリエでは、おもちゃあそびにとどまらず、絵を描いたり、科学実験やお料理、興味があるのなら釘やノコギリを使うことだってあります。今年は陶芸も計画中です。
手や指を使う経験は、脳の発達と関係しているといわれています。
手を使いさまざまなことが出来るようになると、「感じる」機会もおのずと増えるのではないでしょうか。
ドロドロベチョベチョはどんな感じ?
手と足と目の協調運動
高いところから見える景色はどんな感じ?
絵の具が手についちゃったね。
じっと見つめる。どんな感じ?
インクがじんわりにじむ様子をじっくり観察
科学実験図鑑を見ながら再現中。
熱心な研究者たち。
ぴしゃんぴしゃん。
筆から飛び散る様子に魅了される。
ワォ!
糸が行ったり来たりして線になる。
せかいがオレンジ色にみえるサングラスつくっちゃった
ミツロウハニカムシートをまく。クルクル
ほんのりミツロウの香り。
ローラーを使って。
プチプチはどんなふうに写るの?
パレットとして使用した紙
この質感を指先でしっかり感じているはず…
子どもたちは言語では置き換えることのできない特別な領域で、持ち合わせた感覚を総動員して感じています。
そして、特に子どもたちは感じることに優れた生き物だと思っています。
どう感じているかはわかりません。
それでも表情や目の輝きで伝わってきます。
これらは手の動きによって得られる産物です。
できるだけその土壌を耕すお手伝いができるよう子どもたちに負けじと研究しています。